Japacheese

目指すのは「日本人の食卓に並ぶチーズ」

オーナーの長尾さんはもともと宮城県の蔵王酪農センターに勤めていた。しかし東日本大震災をきっかけに、奥様の実家のある北海道旭川で独立することを決意。旭川でデザインを頼める人を探していたところカギカッコのwebサイトを見つけ、飛び込みで依頼に来てくれた。開店当時のメイン商品はチェダーとモッツァレラの2種のみ。チーズ好きが喜ぶものではなく、苦手な人でも食べられるようなチーズを。チーズは「命を奪わない食べもの」。長尾さんの熱い言葉を軸に、まずはネーミングからはじめた。

まちのチーズ屋さんとして定着

日本人が、豆腐のように毎日食べられるチーズをつくる。長尾さんの想いから店名を「Japacheese」とした。シンボルマークはチーズの日の丸だ。店名にはない「Asahiakwa」の文字は、長尾さんの旭川への感謝のしるし。開店以来、メイン商品は6種類に増え、まちを歩いていると黄色い日の丸の袋をぶら下げた人とすれ違うことも増えた。お店ですぐ食べられる「炙りチェダー」や夏限定のソフトクリームも好評だ。東北からやって来たチーズ屋は、すっかり旭川の「まちのおみせ」として定着した。

クライアント一覧へ