お付き合いのきっかけは、くまだ株式会社の二段仕込みに男山の酒粕が使われていたことから。酒粕のパッケージ制作の依頼からスタートした。初めてお酒のラベルを担当したのは、普段日本酒をあまり飲まない世代向けの商品。老舗である男山が今後新しいことに挑戦していけるようにという思いを込めてデザインをしたが、賛否両論分かれる結果になった。種は蒔けたが積極的な依頼は無くなり、その後は相談を受ける程度の関係が続いた。
その後「北の稲穂 大吟醸」で、どのように進めていけば良いか相談され、商品の情報整理の方法から関わった。色は?情報量は?タイトルは...など一緒に話し合いながら考えて行き、その考え方を共有した上でデザインを提案した。結果、注文は当初予想の倍まで上がり、社内にデザインが変わると物が売れるという認識が生まれたきっかけとなった。デザインを起こすだけでなく商品開発のアイデア段階から共に積み上げていく、とても良い関係で仕事ができている。