東京での北海道米人気の高まりを受け、ローコストでできる試験販売を行う展示会のためにパッケージをデザインした。きっかけは、旭川木工コミュニティキャンプでの「ギフト」をテーマにした展示販売。当時出始めていた、使い切りサイズのキューブ型のお米のパッケージを使いたいという話から、どうせなら「おむすび用」のブレンド米にしようという企画に発展。展示会後も、レギュラー商品として継続しようという話になり、単一銘柄や他のブレンド米なども揃え、現在の形になった。
プロジェクトは、それまでのクライアントとの関わり方とは全く違う方向へ。デザインをして終わりというだけでなく、デザインの運用や販路の拡大など、共にブランドを作り上げていく今のスタイルに繋がった。Sapporo ADC コンペティション&アワード 2013ではパッケージ部門で銀賞、ジェネラルグラフィック立体部門で銅賞ほかを受賞。年鑑日本のパッケージデザイン2015では審査員推薦(favorite)に選出された。収まりの良いサイズと統一感のあるデザインで、贈り物として高く評価を受けている。