男山株式会社

やってみるべ部

プロジェクト

「やってみるべ部」は酒蔵としての枠も超えて、とにかく「やってみる」プロジェクト。第一弾、二弾は扁平精米にチャレンジ。仕込み水を使ったビールや、05では三升漬もつくった。
元々は、諸事情に代わって、年末に安いお酒をどう発売するか、という話からスタートした。安くて美味しいお酒をつくるためには、実験的なことも必要だ。精米歩合80%の酒も、はじめはコスト減のためのアプローチだった。「そのアイデア、全部やりましょう!」そう提案して生まれたのが、「やってみるべ部」というプロジェクトだ。

ラベル

定番商品にならなくても、とにかく「やってみる」プロジェクトなので、その商品ごとのラベルデザインを都度考えるのはコストも時間もかかりすぎる。そこで、基本のレイアウトを決め、実験的なプロジェクトというキャラクターを出すために、ラベルの形状を番号の形にすると決めた。こうすることで、あまり頭を使わなくとも、次々に新しい形状や見え方が生まれる。「しくみ」を考えるのもデザイナーの大切な仕事だ。

やってみるべ部のいいところは、製品として未完成な状態でもテストマーケティングができるところだ。よく売れるようなら完成形にしてラベルも新たに定番商品にすれば良いし、量や味などを後から調整してもいい。1ロット限りで製造をやめても、やってみるべ部のままで数ロット続けてもいい。もちろん、日本酒じゃなくてもいい。挑戦と失敗を繰り返せるしくみが一番の特徴だ。

2022.4
AD: ゲンママコト
D: ゲンママコト、わたなべゆき
C: 鈴木拓磨

その他のプロジェクト

プロジェクト一覧へ