premicsの製品開発はとても力が入っていて、特に時間もお金もかかったのがこのLoud L250。パッケージも見合うようなものにしようと佐藤さんと話をして、Vカットボックスを使って製作した。非常に丈夫でシャープな角になるのが特徴だ。
L250はパーツも多く、それらを美しく収納するため、ウレタンの型を使って収めた。二段になっていて、本体と台を分けて収納可能だ。
牛革製のシートも付属していた。箱の底面に使われる「アメリカンロック」とか「地獄底」といわれる手法で、平たいシートをパッケージした。この方法のよいところは、接着を必要としないことだ。
開いた状態。
L250は電源を使わないiPhoneの拡張スピーカーで、当時のiPhone5や6sに対応していた。モノクロ出力の音声を、まるでステレオのように再生できるように設計されている。JBLのパラゴンなど、高価なオーディオ機器をレストア販売するケンリックサウンドとの共同開発だった。
Loud R160はL250の廉価版で、L250で得られた知見を基に佐藤さんが設計、デザインした。2017年の「おもてなしセレクション」に選出され、ホテルの客室などでも利用された。L250はとことん音質にこだわったモデルだったが、R160はライトに使えるように考えられている。
無垢材削り出しでつくられた、時計を置いておくためのスタンド。製品版は栃木レザーを使用したが、開発の段階ではエゾシカの革を使うことを検討していた。ジュエリーのように箱に収めるよう考え、底に固定する方法を模索した。
こちらはウォルナット。
白い箱はメープル。
札幌在住のプロダクトデザイナー伊藤千織さんデザインのカードケース。Vカットボックスは非常にしっかりしたつくりで、製品の高級感を高めてくれる。全てのpremics製品は同じ仕様の箱にして、木の色に応じて白と黒を使い分けた。白には白箔押しで、黒には黒箔押しでロゴを入れている。
黒はウォルナット。
こちらはチェリー。
3つ目はセン。
2015.9
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