もともとはパン袋のリニューアルを依頼されていたが、寺江食品のパンは地元スーパーでもコーナーを作ってくれるところがあるくらい、市民に馴染みのあるものだった。そこで「てらえ」のアイデンティティーをきちんと表現することで、もっと市民に愛されるブランドにできないか…と考えて、シンボルマークのデザインを提案、それをパンの袋にするという方法を取った。このデザインを依頼されてから、稚内中のスーパーを回って、寺江食品のパンがどのように扱われているかを調べ回った結果の提案だ。
一つのデザインが「商品を売る」ということだけに終始してしまうのはもったいない。「売る」ことは目的ではなく手段だと捉えると、売った先になにがあるかを考えることになる。それがデザインに活かされることで、表現も必然的に決まってくるものだ。
2019.11
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D: わたなべゆき
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