納内地域集落対策協議会

きっかけは「三升漬」のパッケージデザインの依頼

北海道深川市納内地域はカギカッコの事務所のある旭川市の隣町。農村部でお年寄りがほとんど、いわゆる限界集落だ。国の補助金を利用した集落対策を行なっていたが、補助金の期限が過ぎた後も、サロンなどの運営のために収益を上げる事業を行う必要があった。そこで、つけもの名人の協議会の会長のレシピで「三升漬」を作って売ろうという話になり、そのパッケージデザインを依頼された。

地域のことを知ってもらうツールを

ところが、話を聞いていくと、手作りなのもあってそんなにたくさん作れないし、時期も限られる。三升漬だけでは運営費をまかなえないことが分かった。そこで発想を変え、「地域のことを知ってもらうツール」をつくろうと提案した。モノが売れることも大切だが、この地域にこんな人たちがいる、ということを知ってもらうことも大切だと考えたからだ。そこでたどり着いたのが包装紙だった。

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