音威子府村商工会

おーぷん おといねっぷ

音威子府村は北海道で最も人口の少ない村だ。700人にも満たない小さな村だが、起業者が数名現れたことを機に、何か応援できないかと商工会が補助金を使い、彼らの取り組みを紹介する冊子をつくることになった。もちろん、元気な音威子府を村外の人たちに知ってもらおうという意図もあった。

パンフレット

制作にあたって、今回のパンフレットだけで終わってしまうようなものにしたくなかった。ナカガワのナカガワのように、音威子府村に根づいて村のプロモーションに使っていけるようなものを、この機会に形にしたいと考えた。タイトルの「お〜ぷんおといねっぷ」はそうした経緯で生まれた。村と聞くと「村社会」など、閉ざされた世界のようにイメージしがちだ。ところが、音威子府村の人たちはとてもオープンでウエルカム。打ち合わせと取材で訪れた際も、移住して起業した人たちと地元の人たちが、とても良い関係を築いているが印象的だった。

お〜ぷんのロゴ

ひらがなの「お」がパカッと開いたグラフィックをシンボルにした。閉じないで、どんどん人を受け入れていこうというシンボルになれば、と考えた。

コピーライティングは池端宏介。「お〜ぷんおといねっぷ」のネーミングもそうだ。長々とした文章で構成するのではなく、短く簡潔に、さらさらと見てもらえるようになっている。短かな文章でも楽しんでもらえるように、また、前後のつながりも感じてもらえるように、フリーハンドのラインで文字をつないだレイアウトにした。

AD: ゲンママコト
D: ゲンママコト
C: 池端宏介
P: ゲンママコト

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