男山株式会社

御免酒

ラベルデザイン

江戸時代、男山は幕府の御膳酒として認められ官用酒だった。北海道の男山は1968年、「木綿屋」本家の山本家より「男山」を正統継承したことからそれにちなんだお酒として「御免酒」が誕生した。
そんな歴史的な背景とは裏腹に、「御免酒」はリーズナブルな純米酒で、アルコール度数も低めですっきり飲みやすい。リニューアルするにあたって、その歴史的な重みが重すぎないようにする必要があると考えた。
すこしチャーミングな表情を出したくて「御免酒」の文字を徳川家の家紋である「葵紋」に見立ててデザインした。背景には当時徳川家だけが使用することを許されていた定め小紋「御召十」を地紋にした。
デザインする際に大切なのは、「理由」があることだ。そこに納得感が生まれることで、受け入れてもらうための下地ができる。

御召十はリオトーンというちりめん状のしわができる加工で表現していて、光の加減で見え方が変わる。家紋や文字などは全て金の箔押しだ。

段ボール

2019.4
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D: わたなべゆき

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