男山株式会社

復古酒

ラベル

個人的に大好きな酒だから、デザインに大層時間がかかった。現商品の在庫が切れるタイミングでリニューアルしたいと先方から希望があったが、ゲンマさんが出来たタイミングで発売しますといわれ、販売まで2年程かかった。ありがたい関係性である。

元禄時代の酒の作り方を再現したお酒で、とても甘い(+50くらい)。甘みは麹の甘さである。麹の量が多く、酒粕が板状にならずボロボロになる。(これが美味しくて評判。)甘いがすっきりしていて飲みやすく、美味しい、日本酒らしくない酒とも言える。

ラベル

酒の名前のイメージと、実際のお酒の味との差が乖離している。

どうするか?提案として、

①名前を変える:提案通るが、根強いファンが離れる恐れがある。

②コピーで解決:パッケージラベルを、コピーが目立つようにレイアウト。

今回は②の方法をとった。キャッチコピーを読ませることでイメージを変えられるよう提案した。

古くからの商品を、グラフィックで今っぽくしても、本質的な問題は解決しない。正しくコミュニケーションするために視覚的な設計をするための好例となった。

外箱

2022.8
AD: ゲンママコト
D: ゲンママコト
C: 鈴木拓磨

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